ImageMagickを使うとコマンド入力だけでいろいろ面白い絵が描けたように、soxという音声を取り扱うためのソフトをインストールするとシェルをいじるだけでいろんな音楽表現を試すことができます。
soxをインストールすると使えるようになるplay
コマンドはその名の通り音声ファイルをコマンドラインで再生することのできるコマンドなのですが、引数をいろいろに設定してやるとこのコマンドを簡単なシンセサイザの代わりに使うことができます。
たとえば、
play -n synth 1 pluck C4
と実行すると、ドの音階が一秒間ギターの音で再生されます。synthの後の数字は音の長さを表しています。 ドレミファソラシはCDEFGABに対応していて、基準のドをC4とすると一つ高いドはC5、一つ低いドはC3と表されるので、たとえば、
play -n synth 1 pluck G3
play -n synth 1 pluck B3
play -n synth 1 pluck D4
play -n synth 1 pluck F4
play -n synth 1 pluck G4
play -n synth 1 pluck B4
play -n synth 1 pluck D5
play -n synth 1 pluck F5
play -n synth 1 pluck G5
play -n synth 1 pluck B5
などとやるとG7のアルペジオを聴くことができます。 ただ、これを何回も書くのは面倒なので、音の長さと音階を別に書いておいて、それをシェルスクリプトでplayコマンドに当てはめること考えます。